「私が応援に行くといつもチームが負ける。だから私は疫病…」のどこがおかしい?
「私が応援に行くといつもチームが負ける。だから私は疫病神なんだと思う。次の試合は応援に行かない方がチームのためだ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
- B. 同じことの言い換え(循環論法)
- C. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
- D. 話のはぐらかし(論点すり替え)
答え:A. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
なぜこれが答えなのか
この発言は「自分が応援に行く」ことと「チームが負ける」ことが同時に起きていることを、因果関係があると解釈しています。しかし実際には、チームの勝敗は選手のコンディション、相手チームの実力、戦術など多くの要因で決まるものであり、観客の1人が会場にいるかどうかは勝敗に影響しません。たまたま負けた試合に居合わせることが続いただけの相関関係を、「自分が原因で負けた」という因果関係に置き換えてしまっています。
ほかの選択肢がちがう理由
- B: 同じことの言い換えは、結論と根拠が実質同じ内容を繰り返すパターンですが、この発言は応援と敗北の関係を述べており、同語反復ではありません
- C: 二つに一つの決めつけは、本来は複数の選択肢があるのに2択しかないように見せるパターンですが、この発言にはそのような構造はありません
- D: 話のはぐらかしは、本来の論点から別の話題にすり替えるパターンですが、この発言は一貫して応援と勝敗の関係について述べています
暮らしでの使いどころ
「自分が関わると悪いことが起きる」と感じるとき、それは偶然の一致かもしれません。本当に因果関係があるかを判断するには、「自分がいないときはどうだったか」「他の条件は同じだったか」と考えてみましょう。ジンクスを信じること自体は楽しみの一つですが、自分を責める材料にしないよう気をつけたいですね。
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