型:因果と相関の混同場面:メディア

「ワイドショーで言ってたんだけど、あるダイエットサプリ…」のどこがおかしい?

「ワイドショーで言ってたんだけど、あるダイエットサプリを飲み始めた人たちは同時に運動も始めていて、結果的に痩せたらしいの。だからそのサプリには痩せる効果があるってことよね」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 感情で押し切り(感情論への置換)
  • B. 肩書きだのみ(権威への訴え)
  • C. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
  • D. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)

答え:C. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)

なぜこれが答えなのか

この発言では、サプリを飲んだ人が痩せたという結果を「サプリの効果」と断定しています。しかし、同時に運動も始めているため、痩せた原因は運動かもしれませんし、両方の組み合わせかもしれません。サプリと体重減少が同時期に起きた(相関)からといって、サプリが原因(因果)とは限りません。これは因果と相関を混同する典型的な誤りです。

ほかの選択肢がちがう理由

  • A: 感情論への置換とは、恐怖や希望などの感情に訴えて説得しようとすることです。この発言は感情ではなく、同時に起きた出来事から因果関係を誤って判断している点が問題です。
  • B: 権威への訴えとは、専門家や有名人が言ったからという理由で正しいとすることです。この発言はワイドショーで聞いた話を引用していますが、問題の核心は情報源ではなく、因果関係の誤った推論にあります。
  • D: 論理の飛躍とは、前提と結論の間の論理的なステップが抜けていることです。この発言には「飲んだ→運動した→痩せた→サプリの効果」という流れがありますが、問題は途中のステップが抜けているのではなく、相関を因果と取り違えている点です。

暮らしでの使いどころ

「〇〇を始めたら△△になった」という話を聞いたら、「他に同時期に変わったことはないか?」と考えましょう。テレビの健康情報では、複数の要因が絡んでいても一つの原因だけが強調されがちです。本当にその要因だけが原因なのか、他の条件も変わっていないかを確認する習慣が、情報を正しく評価する力を高めます。

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因果と相関の混同とは?例と見分け方

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