「最近ジグソーパズルを始めたんだけど、始めてから仕事の…」のどこがおかしい?
「最近ジグソーパズルを始めたんだけど、始めてから仕事のミスが減ったの。やっぱりジグソーパズルをやると集中力が上がるのね」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
- B. 同じことの言い換え(循環論法)
- C. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
- D. 感情で押し切り(感情論への置換)
答え:C. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
なぜこれが答えなのか
この発言は「ジグソーパズルを始めた時期」と「仕事のミスが減った時期」が重なっているだけで、因果関係があると決めつけています。実際には、仕事に慣れてきた、睡眠の質が良くなった、季節的に体調が安定したなど、他の要因でミスが減った可能性も十分あります。たまたま同時期に起きた2つの出来事を「原因と結果」として結びつけてしまう「偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)」の典型例です。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 論理の飛躍は根拠が全くない状態で結論を出す誤りですが、この発言には「パズルを始めた→ミスが減った」という一応の関連付けがあります。問題はその関連付けが因果か相関かを混同している点です。
- B: 循環論法は「AだからA」のように同じことを繰り返す誤りですが、この発言は「パズル→集中力→ミス減少」と異なる概念を結びつけています。
- D: 感情論への置換は、感情に訴えて論理を無視する誤りですが、この発言は感情ではなく体験談を根拠にしています。
暮らしでの使いどころ
新しい趣味を始めた時期に良いことが起きると、つい趣味のおかげだと思いたくなります。でも「同じ時期に起きた」ことと「原因と結果である」ことは別物です。本当に効果があるか知りたいなら、趣味をしばらくお休みしてみて変化を観察するなど、他の可能性も考えてみましょう。
この型をまとめて学ぶなら
因果と相関の混同とは?例と見分け方毎日1問、無料で出題しています
今日の1問に挑戦する