「向かいの山田さんが庭にひまわりを植えてから、うちの前…」のどこがおかしい?
「向かいの山田さんが庭にひまわりを植えてから、うちの前の道路で猫のフンが増えたのよ。絶対あのひまわりのせいね」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話のはぐらかし(論点すり替え)
- B. 感情で押し切り(感情論への置換)
- C. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
- D. 同じことの言い換え(循環論法)
答え:C. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
なぜこれが答えなのか
この発言は「ひまわりを植えた時期」と「猫のフンが増えた時期」がたまたま重なっただけなのに、ひまわりが原因だと決めつけています。時期が同じだからといって因果関係があるとは限りません。季節の変化で猫の行動範囲が変わった、近所で野良猫が増えた、など他の要因がいくらでも考えられます。タイミングの一致を原因と混同する典型的な例です。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 話のはぐらかしは、本来の論点から別の話題にそらすパターンです。この発言は猫のフンの原因について一貫して述べており、論点をずらしてはいません。
- B: 感情で押し切りは、怒りや悲しみなどの感情に訴えて相手を説得しようとするパターンです。この発言には感情的な訴えかけはなく、誤った因果推論の問題です。
- D: 循環論法は「AだからA」のように同じ内容を繰り返すパターンです。この発言は理由と結論が異なる内容なので、循環論法ではありません。
暮らしでの使いどころ
「○○してから△△になった」という話を聞いたら、「他に変わったことはない?」「季節や時期の影響は?」と考えてみましょう。2つの出来事が同時期に起きたからといって、片方がもう片方の原因とは限りません。ご近所トラブルの多くは、この思い込みから始まることがあります。
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