型:循環論法場面:健康

「この健康法が体にいいのは、体に良い効果があるからです…」のどこがおかしい?

「この健康法が体にいいのは、体に良い効果があるからです。だって体にいいことをしているんですから、当然体にいいでしょう」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 感情で押し切り(感情論への置換)
  • B. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
  • C. 同じことの言い換え(循環論法)
  • D. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)

答え:C. 同じことの言い換え(循環論法)

なぜこれが答えなのか

この発言は「体にいい」という結論を、「体に良い効果がある」「体にいいことをしている」という同じ意味の言葉で説明しようとしています。これは「同じことの言い換え(循環論法)」の典型例です。なぜ体にいいのかを具体的に説明せず、結論と根拠が同じ内容をぐるぐる回っているだけです。本来なら「血行が促進されるから」「筋肉がほぐれるから」など、具体的なメカニズムや根拠を示す必要があります。

ほかの選択肢がちがう理由

  • A: 感情論への置換は怒りや悲しみなどの感情に訴えて押し切る場合を指します。この発言は感情ではなく、同じ言葉の繰り返しで説明しようとしています。
  • B: 二者択一の罠は選択肢を2つに限定する場合を指します。この発言はAかBかという形式ではありません。
  • D: 論理の飛躍は前提と結論の間が飛んでいる場合を指しますが、この発言は飛躍というより同じ場所をぐるぐる回っている点が問題です。

暮らしでの使いどころ

「なぜ良いの?」と聞いたときに「良いから良いんだよ」と返ってきたら循環論法のサインです。健康法や商品の説明を聞くときは、「具体的にどんな仕組みで効くのですか?」と一歩踏み込んで質問してみましょう。ちゃんとした根拠があれば、言い換えではなく具体的な説明が返ってくるはずです。

この型をまとめて学ぶなら

循環論法とは?例と見分け方

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