型:循環論法場面:ジンクス

「なぜ黒猫が横切ると不吉かというと、黒猫は昔から縁起が…」のどこがおかしい?

「なぜ黒猫が横切ると不吉かというと、黒猫は昔から縁起が悪いとされているからです。縁起が悪いものが目の前を通るわけですから、当然その日は良くないことが起きやすいんですよ」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 同じことの言い換え(循環論法)
  • B. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
  • C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
  • D. 感情で押し切り(感情論への置換)

答え:A. 同じことの言い換え(循環論法)

なぜこれが答えなのか

この発言は「黒猫が不吉である理由」を聞かれて「縁起が悪いから」と答えていますが、「不吉」と「縁起が悪い」はほぼ同じ意味です。つまり「なぜ不吉か?→縁起が悪いから→だから不吉」と、結論を言い換えた形で前提に使っており、実質的に何も説明していません。これは典型的な循環論法で、堂々巡りになっています。

ほかの選択肢がちがう理由

  • B: 過剰一般化は少数の事例から広く断定する誤りですが、この発言は具体的な事例を挙げていないため該当しません
  • C: 論点すり替えは話題を別の方向にそらす誤りですが、この発言は一貫して黒猫と不吉さの関係を説明しようとしています
  • D: 感情論への置換は恐怖や怒りなどの感情に訴える誤りですが、この発言は感情ではなく「言い伝え」を根拠にしようとしています

暮らしでの使いどころ

「なぜ○○なの?」と聞かれたとき、○○と同じ意味の言葉で答えていないか注意しましょう。「危ないから危険」「悪いから良くない」のような説明は、実は何も説明していません。本当の理由を探るには「それはなぜそう言われるようになったの?」ともう一歩掘り下げることが大切です。

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循環論法とは?例と見分け方

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