「お正月、実家に帰るか帰らないかはっきりしてよ。帰らな…」のどこがおかしい?
「お正月、実家に帰るか帰らないかはっきりしてよ。帰らないなら親不孝だし、帰るなら3泊はしてもらわないと意味ないから」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話のはぐらかし(論点すり替え)
- B. 同じことの言い換え(循環論法)
- C. 肩書きだのみ(権威への訴え)
- D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
答え:D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
なぜこれが答えなのか
この発言は「3泊で帰省するか、まったく帰らないか」の2択しか示しておらず、「日帰りで顔を出す」「1泊だけする」「年末ではなく別の時期に帰る」「ビデオ通話で話す」など、他の選択肢を無視しています。これは「二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)」の典型例です。現実には中間的な選択肢や別のやり方があるのに、極端な2択に追い込んでいます。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 論点すり替えとは別の話題に切り替えて本題を避ける手法ですが、この発言は帰省という同じ話題の中で選択肢を狭めており、論点自体は変わっていません
- B: 循環論法とは「正しいから正しい」のように同じ内容を繰り返す誤りですが、この発言は2つの選択肢を提示しており、同語反復ではありません
- C: 権威への訴えとは専門家や有名人の発言を根拠にする誤りですが、この発言には権威を持ち出している部分はありません
暮らしでの使いどころ
「どっちかにして」「やるかやらないか」と迫られたとき、本当にその2択しかないのか考えてみましょう。多くの場合、中間案や第三の選択肢が存在します。「他の方法はないかな」「程度を調整できないかな」と視野を広げることで、お互いが納得できる落としどころが見つかることも多いです。
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