型:権威への訴え場面:日常選択

「このダイエット法、有名な女優さんが『これで10キロ痩…」のどこがおかしい?

「このダイエット法、有名な女優さんが『これで10キロ痩せました』ってテレビで言ってたから、絶対効果あるよ。私も今日から始めるつもり」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 肩書きだのみ(権威への訴え)
  • B. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
  • C. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
  • D. 同じことの言い換え(循環論法)

答え:A. 肩書きだのみ(権威への訴え)

なぜこれが答えなのか

この発言は「有名な女優が言っているから効果がある」と、芸能人の知名度を根拠にダイエット法の効果を信じています。これは「肩書きだのみ(権威への訴え)」の典型例です。女優さんは演技の専門家であって、栄養学や運動生理学の専門家ではありません。その人に効果があったとしても、科学的な根拠や自分の体質に合うかどうかは別の話です。

ほかの選択肢がちがう理由

  • B: 話が飛びすぎとは前提と結論の間に論理的なつながりがない場合を指しますが、この発言は「有名人が成功した→効果がある」という一応の流れがあり、問題は権威を根拠にしている点です
  • C: 二者択一の罠とは「やるかやらないか」のように選択肢を2つに絞る誤りですが、この発言では選択肢を限定していません
  • D: 循環論法とは「効果があるから効果がある」のように同じ内容を繰り返す誤りですが、この発言は有名人の発言を根拠にしており、同語反復ではありません

暮らしでの使いどころ

テレビやSNSで有名人が「これ良かったよ」と言っているのを見たら、「この人はその分野の専門家かな?」と一度立ち止まってみましょう。芸能人やスポーツ選手の体験談と、医師や研究者による科学的な検証は別物です。特に健康に関わることは、専門家の意見や複数の情報源を確認する習慣をつけると安心です。

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権威への訴えとは?例と見分け方

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