「あの有名な芸能人がテレビCMでおすすめしてたクレジッ…」のどこがおかしい?
「あの有名な芸能人がテレビCMでおすすめしてたクレジットカードだから、きっとポイント還元率も良くてお得なはずよ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 肩書きだのみ(権威への訴え)
- B. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
- C. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
- D. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
答え:A. 肩書きだのみ(権威への訴え)
なぜこれが答えなのか
この発言は、有名な芸能人がCMで宣伝しているという事実だけを根拠に、そのクレジットカードのポイント還元率が良いと結論づけています。しかし芸能人は金融の専門家ではなく、CMに出演しているのは広告契約によるものです。カードの還元率やお得さは、年会費、ポイント付与率、利用条件などの具体的な情報を比較して初めて判断できます。専門外の有名人の推薦を根拠にするのは「肩書きだのみ(権威への訴え)」のエラーです。
ほかの選択肢がちがう理由
- B: 因果と相関の混同は、二つの事柄が同時に起きたことを原因と結果と取り違えるエラーです。この発言では芸能人の推薦とカードの性能を因果関係で結んでおらず、有名人が薦めている=良いはずという権威への依存が問題です。
- C: 論理の飛躍は途中説明なく結論に跳ぶエラーですが、この発言には「有名人が薦めている→良いはず」という一応の推論があります。その推論の根拠が権威頼みである点が本質的な問題です。
- D: 過剰一般化は少数の例から全体を断定するエラーです。この発言では事例の数ではなく、芸能人の知名度を根拠にしている点が問題です。
暮らしでの使いどころ
有名人がおすすめする商品を見たら「この人はその分野の専門家かな?」と考えましょう。タレントやスポーツ選手は、広告料をもらって宣伝しているだけで、商品の良し悪しを専門的に判断しているわけではありません。金融商品は特に、公式サイトで条件を確認する習慣が大切です。
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