「このサプリメント、有名な元オリンピック選手が愛用して…」のどこがおかしい?
「このサプリメント、有名な元オリンピック選手が愛用しているんだって。だから効果は間違いないわよ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
- B. 肩書きだのみ(権威への訴え)
- C. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
- D. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
答え:B. 肩書きだのみ(権威への訴え)
なぜこれが答えなのか
この発言は、元オリンピック選手という肩書きだけを根拠にサプリメントの効果を保証しています。これは「肩書きだのみ(権威への訴え)」の典型例です。オリンピック選手はスポーツの専門家であり、栄養学や医学の専門家ではありません。その人が愛用しているからといって、サプリメントの効果が科学的に証明されたことにはなりません。有名人や権威ある人の使用・推薦と、製品の実際の効果は別の問題として考える必要があります。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 論理の飛躍は前提と結論の間に説明がない場合を指しますが、この発言は「有名選手が使っている」という根拠を示しており、問題はその根拠の質にあります。
- C: 過剰一般化は少ない例から全体を決めつける場合を指します。この発言の問題は例の数ではなく、根拠として肩書きに頼っている点にあります。
- D: 因果と相関の混同は、関連性と原因を取り違える場合を指します。この発言では因果関係ではなく、有名人の権威に依存しています。
暮らしでの使いどころ
有名人やスポーツ選手が宣伝している健康食品を見かけたら、「この人はその分野の専門家かな?」と考えてみましょう。俳優が医薬品を、アスリートが投資商品を勧めていても、それは専門的な裏付けではなく広告です。専門家の意見と有名人の推薦は区別して判断することが大切です。
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