型:権威への訴え場面:メディア

「朝の情報番組で有名なコメンテーターさんが『この健康法…」のどこがおかしい?

「朝の情報番組で有名なコメンテーターさんが『この健康法は効果がある』って断言してたのよ。テレビに出てる人が言うんだから、間違いないわよね」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 話のはぐらかし(論点すり替え)
  • B. 感情で押し切り(感情論への置換)
  • C. 肩書きだのみ(権威への訴え)
  • D. 同じことの言い換え(循環論法)

答え:C. 肩書きだのみ(権威への訴え)

なぜこれが答えなのか

この発言は「テレビに出ている有名人が言ったから正しい」という理由だけで健康法の効果を信じています。しかし、テレビに出演していることとその分野の専門知識を持っていることは別の話です。コメンテーターが医学や栄養学の専門家であるか、どのような根拠に基づいて発言しているかを確認せず、知名度だけを信頼の理由にしているのは権威への訴えという誤りです。

ほかの選択肢がちがう理由

  • A: 論点すり替えとは、議論のテーマを別の話題にすり替えることです。この発言は健康法の話題から逸れていません。「誰が言ったか」を根拠にしている点が問題であり、話題自体は変わっていません。
  • B: 感情論への置換とは、論理的な根拠の代わりに感情に訴えることです。この発言は特に恐怖や同情といった感情に訴えているわけではなく、有名人の発言を根拠にしている点が問題です。
  • D: 循環論法とは、結論を前提として使い、同じことを繰り返す誤りです。この発言は「テレビに出ている→正しい」という構造であり、結論と前提が同じではありません。

暮らしでの使いどころ

テレビやネットで専門的な話題についてコメントを聞いたら、「この人はこの分野の専門家なのかな?」と確認する習慣をつけましょう。有名人やコメンテーターが多くの分野に詳しいとは限りません。特に健康や医療の話題では、発言者の肩書きよりも、科学的な根拠があるかどうかを調べることが大切です。

この型をまとめて学ぶなら

権威への訴えとは?例と見分け方

毎日1問、無料で出題しています

今日の1問に挑戦する