型:権威への訴え場面:お金

「有名なファイナンシャルプランナーがテレビで勧めていた…」のどこがおかしい?

「有名なファイナンシャルプランナーがテレビで勧めていた保険だから、絶対にお得に決まっている」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 肩書きだのみ(権威への訴え)
  • B. 感情で押し切り(感情論への置換)
  • C. 同じことの言い換え(循環論法)
  • D. 話のはぐらかし(論点すり替え)

答え:A. 肩書きだのみ(権威への訴え)

なぜこれが答えなのか

この発言は、保険の内容や条件を検討せず、「有名なファイナンシャルプランナーが勧めた」という肩書きと知名度だけを根拠に「絶対にお得」と結論づけています。専門家の意見は参考になりますが、その人が勧めたからといって自動的に正しいとは限りません。専門家にもスポンサー契約や個人的な見解の偏りがある可能性があります。肩書きだけで判断するのではなく、具体的な保険の補償内容や保険料を自分で確認することが大切です。

ほかの選択肢がちがう理由

  • B: 感情論への置換は、論理的な根拠ではなく恐怖や同情などの感情に訴える誤りです。この発言では感情に訴えているわけではありません。
  • C: 循環論法は「AだからA」のように同じことを言い換えて根拠にする誤りです。この発言では異なる情報(専門家の推薦)を根拠にしています。
  • D: 論点すり替えは、本来の話題から別の話題に逸らす誤りです。この発言では保険の話題から逸れていません。

暮らしでの使いどころ

テレビや雑誌で専門家が勧める金融商品を見たら、「この人はなぜこれを勧めているのか」「具体的に何がお得なのか」を考えましょう。有名人や専門家の推薦は参考程度にとどめ、自分のライフスタイルに合っているか、他の商品と比較してどうかを確認する習慣が、後悔しない選択につながります。

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