型:権威への訴え場面:教育

「テレビに出ている教育評論家の先生が『子どもにはスマホ…」のどこがおかしい?

「テレビに出ている教育評論家の先生が『子どもにはスマホを持たせない方がいい』って言ってたから、うちも絶対に持たせないことにしたの。あの先生が言うなら間違いないわ」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 肩書きだのみ(権威への訴え)
  • B. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
  • C. 同じことの言い換え(循環論法)
  • D. 話のはぐらかし(論点すり替え)

答え:A. 肩書きだのみ(権威への訴え)

なぜこれが答えなのか

この発言は「テレビに出ている教育評論家が言ったから」という理由だけで、スマホを持たせないという結論を正当化しています。なぜスマホを持たせない方がいいのか、その根拠や理由を検討せず、有名な人物の発言をそのまま鵜呑みにしています。これは「権威への訴え」の典型例です。たとえ専門家であっても、その意見の根拠を確認することが大切です。

ほかの選択肢がちがう理由

  • B: 二者択一の罠は「持たせるか持たせないか」しか選択肢がないように見せるパターンですが、この発言は選択肢を狭めているのではなく、権威者の言葉を根拠にしている点が問題です。
  • C: 循環論法は「Aだから正しい。なぜなら正しいから」のように同じことを言い換えて根拠にするパターンです。この発言には循環する論理構造はありません。
  • D: 話のはぐらかしは、聞かれた質問と違う話題に逸れるパターンです。この発言は話題を変えているわけではなく、権威を根拠にしています。

暮らしでの使いどころ

テレビやネットで専門家が発言していると、つい「この人が言うなら正しいはず」と思ってしまいます。でも大切なのは「なぜそう言えるのか」という根拠です。「この先生はどんなデータや経験をもとに言っているのかな?」と一歩立ち止まって考える習慣をつけると、情報を鵜呑みにせずに済みます。

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権威への訴えとは?例と見分け方

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