「試験の前日にカツ丼を食べないってことは、合格したくな…」のどこがおかしい?
「試験の前日にカツ丼を食べないってことは、合格したくないってことでしょ?本気で受かりたいなら、験担ぎでカツ丼を食べるのは当然のことだよ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
- B. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
- C. 肩書きだのみ(権威への訴え)
- D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
答え:D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
なぜこれが答えなのか
この発言は「カツ丼を食べる=合格したい」「カツ丼を食べない=合格したくない」という二択しかないかのように決めつけています。しかし実際には、合格したいけれど当日胃もたれしたくない、他のゲン担ぎをしている、そもそも験担ぎを信じていないなど、さまざまな選択肢があります。不当に選択肢を2つに狭めているのは、二者択一の罠の典型です。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 論理の飛躍は根拠なく極端な結論に飛ぶ場合で、この発言にも飛躍はありますが、主な問題は「食べるか食べないか」で「やる気の有無」を決めつける二項対立にあります
- B: 因果と相関の混同は偶然の一致を因果関係と誤認する場合ですが、この発言の主な問題は選択肢を2つに狭めていることです
- C: 権威への訴えは専門家や有名人の肩書きで正当化する誤りですが、この発言には権威への言及がありません
暮らしでの使いどころ
「○○しないなら△△だ」という言い方を聞いたら、本当にその2択しかないのか考えてみましょう。多くの場合、第3、第4の選択肢が存在します。験担ぎは楽しいものですが、それをしない人の気持ちや考えを否定する理由にはなりません。相手の選択を尊重しつつ、自分の判断を大切にしましょう。
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