型:二者択一の罠場面:趣味

「読書が趣味だっていうなら、年間100冊くらいは読んで…」のどこがおかしい?

「読書が趣味だっていうなら、年間100冊くらいは読んでるんでしょ?それとも、ただの暇つぶしってこと?」

次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?

  • A. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
  • B. 同じことの言い換え(循環論法)
  • C. 感情で押し切り(感情論への置換)
  • D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)

答え:D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)

なぜこれが答えなのか

この発言は「年間100冊読む本格的な読書家」か「ただの暇つぶし」かの2択しかないように決めつけています。しかし実際には、月に数冊をじっくり味わう読書家もいれば、忙しい中で週末だけ読む人もいます。読書の楽しみ方は人それぞれで、冊数だけで趣味かどうかを判断するのは不適切です。このように選択肢を極端な2つに限定するのは「二者択一の罠」という論理エラーです。

ほかの選択肢がちがう理由

  • A: 因果と相関の混同は、たまたま同時に起きたことを原因と結果と取り違えることですが、この発言にはそうした要素がありません
  • B: 循環論法は同じ内容を言い換えて証明した気になることですが、この発言は2つの極端な選択肢を示しています
  • C: 感情論への置換は怒りや同情などの感情に訴えることですが、この発言は感情ではなく冊数という基準を持ち出しています

暮らしでの使いどころ

「〇〇か、それとも△△か」と2択を迫られたとき、「他の選択肢はないかな?」と考えてみましょう。趣味の楽しみ方も、仕事のやり方も、実際には白黒つけられないグラデーションがあることがほとんどです。極端な2択を提示されたら、まず「本当にこの2つだけ?」と問い直す癖をつけましょう。

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二者択一の罠とは?例と見分け方

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