「うちの隣の田中さんちの息子さん、毎日ゲームばかりして…」のどこがおかしい?
母「うちの隣の田中さんちの息子さん、毎日ゲームばかりしてたら成績が下がったんですって。だからゲームをする子は全員、成績が悪くなるのよ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
- B. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
- C. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
- D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
答え:B. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
なぜこれが答えなのか
この発言は、隣の田中さんの息子さんという「たった一人の例」から「ゲームをする子は全員成績が下がる」と断定しています。一つや二つの事例だけで、すべての人に当てはまるかのように結論づけるのは「過剰一般化」という論理エラーです。実際には、ゲームをしていても成績が良い子もいれば、ゲームをしなくても成績が伸びない子もいます。少数の例から全体を語ることの危うさを示す典型的なパターンです。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 論理の飛躍は、根拠と結論の間に説明のない大きな隙間がある場合です。この発言は一応「ゲーム→成績低下」という道筋はありますが、問題は例が少なすぎる点です。
- C: 因果と相関の混同は、たまたま同時に起きていることを原因と結果として扱う誤りです。この発言の主な問題は、一例だけで「全員」と言い切っている点にあります。
- D: 二者択一の罠は「AかBか」の二択に無理に押し込める誤りです。この発言には二択の構造はなく、少数例からの決めつけが問題です。
暮らしでの使いどころ
「○○さんちがこうだったから、みんなそうよ」という話を聞いたら、「それって何人くらいの話?」と心の中で確認してみましょう。一人や数人の例だけで「みんな」「絶対」と言い切るのは危険です。多くの場合、もっと広い視野で見ると例外がたくさんあるものです。
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