「私の友達が転職サイトを使って失敗したって言ってたから…」のどこがおかしい?
「私の友達が転職サイトを使って失敗したって言ってたから、転職サイトは信用できないよ。やっぱりハローワークか知り合いの紹介じゃないとダメだね」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
- B. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
- C. 肩書きだのみ(権威への訴え)
- D. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
答え:B. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
なぜこれが答えなのか
この発言は、たった1人の友達の経験だけを根拠に「転職サイトは信用できない」と全体を否定しています。転職サイトを利用して成功した人も大勢いるはずですが、1つの失敗例だけで全てを判断してしまう「少ない例で決めつけ(過剰一般化)」の典型的なパターンです。本来なら多くの事例や統計データを見て判断すべきところを、身近な1例だけで結論を急いでいます。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 話が飛びすぎとは、前提から結論への論理的つながりが欠けている場合を指しますが、この発言は「友達が失敗→だから信用できない」という一応の流れがあり、飛躍というより根拠の量が不十分な問題です
- C: 肩書きだのみとは「専門家が言っているから正しい」のように権威を理由にする誤りですが、この発言では特に権威ある人物を引き合いに出していません
- D: 二者択一の罠とは「AかBしかない」と選択肢を狭める誤りですが、この発言は転職方法の選択肢を限定しているのではなく、1例から全体を判断している点が問題です
暮らしでの使いどころ
「〇〇さんがこう言ってたから」という話を聞いたとき、それが1人や2人の経験なのか、多くの人に当てはまる傾向なのかを意識してみましょう。身近な人の体験は印象に残りやすいですが、全体の傾向を知るには口コミサイトの評価数や統計情報も参考にすると、より良い判断ができます。
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