「最近引っ越してきた人、挨拶もなしに住み始めたんですっ…」のどこがおかしい?
ご近所の井戸端会議でこんな話が出ました。「最近引っ越してきた人、挨拶もなしに住み始めたんですって。そういう人って信用できないと思うの。だって昔から、引っ越したら挨拶回りするのが常識でしょう?」この発言は次のどれに当たりますか?
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 論理的な発言
- B. 感情的な発言
- C. 論理と感情が混ざった発言
- D. 中立的な事実報告
答え:C. 論理と感情が混ざった発言
なぜこれが答えなのか
この発言には「挨拶なしで住み始めた」という事実の指摘、「信用できない」という感情的な評価、そして「引っ越したら挨拶が常識」という理由付けが混在しています。一見すると「常識だから」という根拠を示して論理的に見えますが、「常識」は客観的なデータではなく価値観に基づいた主張であり、「信用できない」は感情的な断定です。論理と感情が混ざった発言に該当します。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 論理的な発言であれば「挨拶がないと近隣関係の構築が遅れる傾向がある」など、感情を排した因果関係の説明になりますが、ここでは「信用できない」という感情的評価が入っています。
- B: 感情的な発言であれば「失礼よね!ありえない!」のように感情だけで構成されますが、この発言は「常識だから」という理由付けを試みており、論理的要素も含んでいます。
- D: 中立的な事実報告であれば「最近引っ越してきた方がいます」という情報だけで終わり、評価や感情は含まれません。
暮らしでの使いどころ
「常識でしょう」「普通は〇〇」という言い回しは、一見根拠があるように聞こえますが、実際は話し手の価値観や感情が含まれていることが多いです。本当に論理的かどうかを見極めるには、「それは誰にとっての常識か」「データで裏付けられるか」と考えてみましょう。
この型をまとめて学ぶなら
論理と感情の見分けとは?例と見分け方毎日1問、無料で出題しています
今日の1問に挑戦する