「家計簿をつけた方がいいって言うけど、そもそもあなただ…」のどこがおかしい?
「家計簿をつけた方がいいって言うけど、そもそもあなただって若い頃は浪費家だったでしょ。人のことを言えないよ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 感情で押し切り(感情論への置換)
- B. 同じことの言い換え(循環論法)
- C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
- D. 肩書きだのみ(権威への訴え)
答え:C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
なぜこれが答えなのか
この発言は、「家計簿をつけるべきかどうか」という本来の論点から、「相手の過去の浪費癖」という全く別の話題にすり替えています。相手が昔どうだったかと、家計簿をつけることの有効性は別の問題です。相手の人格や過去を攻撃することで、本題への反論を避けているのが論点すり替えの特徴です。たとえ相手が昔浪費家だったとしても、家計簿の有用性についての議論には関係ありません。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 感情論への置換は恐怖や同情で相手を動かそうとする誤りです。この発言は相手を批判していますが、感情に訴えているわけではありません。
- B: 循環論法は同じことを言い換えて根拠にする誤りです。この発言では別の話題を持ち出しているので循環ではありません。
- D: 権威への訴えは肩書きを根拠にする誤りです。この発言では権威や肩書きの話はしていません。
暮らしでの使いどころ
お金の話し合いで「でもあなただって」と言われたら、「今はその話じゃなくて」と軌道修正しましょう。相手の過去や人格への攻撃は、本題から逃げたいサインかもしれません。家族間でもお金の議論は論点を明確にして、話がそれたら戻す意識を持つと、建設的な話し合いができます。
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