「このドラマの脚本に矛盾があるって批判されてるけど、そ…」のどこがおかしい?
「このドラマの脚本に矛盾があるって批判されてるけど、そもそも批判している人たちはドラマを作ったことがあるの?作ったこともない人が文句を言う資格なんてないでしょ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
- B. 感情で押し切り(感情論への置換)
- C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
- D. 同じことの言い換え(循環論法)
答え:C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
なぜこれが答えなのか
元々の論点は「ドラマの脚本に矛盾があるかどうか」という内容の話でした。しかしこの発言は「批判者にドラマ制作経験があるかどうか」という別の話題にすり替えています。これは典型的な「話のはぐらかし(論点すり替え)」です。脚本の矛盾の有無と、批判者の経歴は本来別の問題です。経験がなくても論理的な指摘はできますし、経験があっても的外れな批判はありえます。肝心の脚本の内容について答えていません。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 二者択一の罠は「AかBかどちらかしかない」と選択肢を狭める論法です。この発言は二択を迫っているわけではありません。
- B: 感情論への置換は「かわいそう」「ひどい」など感情に訴えて論理を避ける手法です。この発言は感情よりも、論点のすり替えが問題です。
- D: 循環論法は「AだからA」と同じ内容を繰り返す論法です。この発言は循環しておらず、話題を変えている点が問題です。
暮らしでの使いどころ
ネットの議論や口コミで「そもそも〇〇したことあるの?」と返されたら、論点がずれていないか確認しましょう。「内容についての指摘」と「指摘する人の資格」は別問題です。反論されたとき、相手が元の話題に答えているか、別の話に逃げているかを見極める目を持つと、情報の取捨選択がぐっと上手くなります。
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