「お母さんだって学生の頃、宿題サボってたことあるって言…」のどこがおかしい?
子ども:「お母さんだって学生の頃、宿題サボってたことあるって言ってたじゃん。それなのに僕にだけ言うのはおかしいよ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 感情で押し切り(感情論への置換)
- B. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
- C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
- D. 少ない例で決めつけ(過剰一般化)
答え:C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
なぜこれが答えなのか
親は「宿題が終わったかどうか」を聞いているのに、子どもは「お母さんも昔サボっていた」という別の話題に論点をずらしています。今の宿題の進捗状況という本来の質問に答えず、相手の過去の行動を持ち出して批判することで、自分への追及をかわそうとしています。これは「論点すり替え」の典型的なパターンです。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 感情で押し切りは「かわいそうだから許して」のように感情に訴えて論理を無視するパターンです。この発言は感情よりも相手の矛盾を指摘する形で話をそらしています。
- B: 偶然と原因の取り違えは、同時に起きた事象を因果関係と誤解するパターンです。この発言には因果関係の話は含まれていません。
- D: 過剰一般化は少数の例から全体を決めつけるパターンです。この発言は母親一人の過去の話であり、一般化の問題ではなく論点のすり替えが問題です。
暮らしでの使いどころ
「あなただってこうだったじゃない」という返しは、家庭内でも職場でもよく見られます。でもこれは今の話題から逃げる常套手段です。「それはそれ、これはこれ」と頭の中で区切り、まず本来の質問に答えてから別の話をする習慣をつけると、建設的な会話ができるようになります。
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