「お前は自分の部屋の掃除もろくにできないじゃないか。そ…」のどこがおかしい?
父「お前は自分の部屋の掃除もろくにできないじゃないか。そんな人間が門限の交渉なんてできると思うのか」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 二つに一つの決めつけ(二者択一の罠)
- B. 同じことの言い換え(循環論法)
- C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
- D. 感情で押し切り(感情論への置換)
答え:C. 話のはぐらかし(論点すり替え)
なぜこれが答えなのか
息子は「門限を延ばしてほしい」という具体的なお願いをしています。しかし父は、門限の話には一切触れず、「部屋の掃除ができていない」という別の話題を持ち出して息子を批判しています。これは「話のはぐらかし(論点すり替え)」です。部屋の掃除と門限の長さは本来別の問題であり、掃除ができないことが門限を延ばせない理由にはなりません。本当に議論すべき「なぜ11時ではダメなのか」という点から逃げてしまっています。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 二者択一の罠は「AかBかどちらかしかない」と選択肢を狭める誤りです。この発言では選択肢を限定していないので該当しません。
- B: 循環論法は「AだからA」と同じ内容を繰り返して根拠にする誤りです。父の発言は別の話題を持ち出しており、同じことの繰り返しではありません。
- D: 感情論は怒りや悲しみなどの感情に訴えて説得する誤りです。父は感情的というより、別の話題で論点をずらしています。
暮らしでの使いどころ
何かをお願いしたとき、全く関係ない過去の失敗を持ち出されたら、それは論点すり替えかもしれません。「その話と今のお願いは別の問題だよね」と冷静に指摘してみましょう。逆に自分が誰かのお願いを断るときも、本当の理由を伝えているか振り返ってみてください。
この型をまとめて学ぶなら
論点すり替えとは?例と見分け方毎日1問、無料で出題しています
今日の1問に挑戦する