「町内会費の値上げに反対する人がいるけど、長年この町内…」のどこがおかしい?
「町内会費の値上げに反対する人がいるけど、長年この町内会を支えてきた高齢者の方々の気持ちを考えたら、反対なんてできないはずよ」
次のうち、この発言に含まれる論理的な問題点はどれでしょう?
- A. 話が飛びすぎ(論理の飛躍)
- B. 同じことの言い換え(循環論法)
- C. 感情で押し切り(感情論への置換)
- D. 偶然と原因の取り違え(因果と相関の混同)
答え:C. 感情で押し切り(感情論への置換)
なぜこれが答えなのか
町内会費の値上げが妥当かどうかは、使い道や財政状況、住民の負担能力など、様々な観点から検討すべき問題です。しかしこの発言は、「高齢者の気持ちを考えたら反対できないはず」と、感情や義理を持ち出して反対意見を封じようとしています。論理的な議論を感情で押し切ろうとする典型的なパターンです。
ほかの選択肢がちがう理由
- A: 論理の飛躍は根拠なく結論に飛ぶことですが、この発言は飛躍というより感情を根拠にしている点が問題です。
- B: 循環論法は同じ内容を言い換えて根拠にすることですが、この発言では「気持ち」という別の要素を持ち込んでいます。
- D: 因果と相関の混同は、たまたま同時に起きたことを原因と結果と誤認することですが、この発言には当てはまりません。
暮らしでの使いどころ
「○○の気持ちを考えたら」「○○に申し訳ないと思わないの?」という言い方が出てきたら、感情論への置換を疑いましょう。気持ちへの配慮は大切ですが、それと議論の中身は分けて考えることが、建設的な話し合いにつながります。
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